カプチーノは、エスプレッソのバリエーションのひとつです。エスプレッソの本場であるイタリアでは、エスプレッソを気軽に楽しめるカフェのことをバールと言い、バールには必ずバリスタと呼ばれるエスプレッソ抽出のプロがいます。エスプレッソはエスプレッソマシンでいれるとはいえ、誰でも同じ味が出せるものではありません。バリスタと呼ばれる人々は、最高の味わいを抽出できる技術を備えいているのです。このエスプレッソと、蒸気で温めたスチームドミルクとムース状のフォームドミルクとで作られるのがカプチーノです。
カプチーノを美味しく入れられるかどうかも、バリスタの技術力によるところとなります。
カプチーノのセピア色の風貌や、唇に触れる泡の感触、そして、その後訪れるエスプレッソとミルクのまろやかな味わいは、朝にぴったりの一杯でもあります。実際、本場イタリアでは、カプチーノは朝食時のバールでしか飲まれることはないそうです。そうして、朝から濃い目の味を注文したり、ミルクを泡だけにしてと注文したりと、お客の注文も細かいので、バリスタはマシンを自在に操ってお客の好みの一杯を素早く提供することができなければならないのです。
カプチーノには、バリスタのワザで作られたデザインカプチーノというものがあります。
これは、カプチーノの表面に浮かぶミルクの泡の白色と、エスプレッソのコーヒー色を用いて表面に文字や絵を描くものです。デザインカプチーノは、クレーマが浮かぶエスプレッソに、光沢あるキメ細やかなフォームドミルクが注がれたときにしか描けない芸術品とでも言われるものです。つまり、出来が良いエスプレッソとフォームドミルクで作られている証であり、飲む前から美味しさが確信できるものだといっても過言ではないのです。